奥まった敷地の静かな佇まいの住宅
落ち着いたエクステリアと開放感のあるインテリアの三階建てのテラスハウスです
ゲートを入ると明るい色調の中庭（パティオ）があり、
テラスハウスの各住戸にはここからアプローチします
パティオの中心には株立ちのヤマボウシが植えられています
新緑、花、紅葉と各時期の季節感が楽しめるシンボルツリーです
外装は無機素材を主にした吹付け。オートロックの集合玄関器などのつく門柱はブロックで、顔料を混入したコンクリートを目荒らし（ブラスト）したもの
無機的な材料のなかで、目隠しのルーバーは木材で、外構部材に使われるバラウ材。 堅い材料なので加工取り付けには大工さんも苦心していました
立面構成は、住戸の繰り返しを避け、集合住宅でありながら一戸建ての住宅のようなまとまりのあるものとしました
パティオの夜景。床材はせっ器質タイル
パティオの夏景（↑↓）
高窓から落ちてくる光で明るい玄関
造作材は米松（ピーラー）。一本一本木目も違い多少不揃いで、精巧な木目印刷の工業製品の安定性には及ばないものの、かりにキズがついても表面と内部が同じ素材というムクならではの安心感や時間とともに味が出てくるという良さがあります
階段室は木立の緑と日の光でさわやかな空間
木目を生かした建具で柔らかな印象の廊下・ホール
オーダーの建具は造作材と同様、寸法の安定性などの面で工業製品に及ばないものの別の面の良さがあります
屋根勾配を生かした３階居間は天井が高く気持ちがいい空間
床材はコルク 下地のちょっとした凹凸が表面に出て気になることがありますが、
柔らかく足触りがよく見た目の風合いもよい自然素材です
３階テラスから居間を見る
落着いたコーナーにあるダイニングスペース
陽当たりの良い３階居間
陽当たりの良い３階のテラスは眺望もよく開放感のある空間
床材はせっ器質タイル
照度を落として落着いた雰囲気の夜の居間
トップライトで明るい洗面スペースや厨房などの水まわり
賃貸マンション部分
玄関を入ると螺旋階段のある105号室
勾配天井に天窓を付けゆったりできる居室と広い洗面スペース
集合住宅ながら一戸建ての家のようなアプローチ
