一戸建て平屋12坪の小規模なバリアフリー住宅です
計画にあたっては、人に頼らず自分で出来る領域をできるだけ広げることと、
人の助けを借りる時も機械力を用意し介助する人の負担を軽くすること、
そして精神的にくつろげるような場をつくること、に留意して設計しました
穏やかなベージュの色調の外装
ベッドから施解錠できる玄関ドアの向こうの玄関には段差解消機
段差をスロープで処理するためには1/15勾配でも8m以上の距離が必要となるうえ
建て主の体力からもスロープを車椅子で移動するのが困難なので機械式としました
内装は柔らかい白木にクリヤー塗装と布調クロスとしました
建て主の思い出の品や本などが身の回りに収納されています
屋根勾配を生かし天井高を一番高いところで3.7m確保
天窓やハイサイドライトの採光も相俟って明るく気持ちの良い空間になっています
可能な限り、電動+リモコンで操作出来るように
雨戸シャッター・電動カーテン・玄関の施解錠のほか
8回路のON/OFFを手元操作できるホームコントローラ
テラスまで含めてフルフラットの床と、引手の大きなハンガードアで移動がしやすい
ベッドからWC洗面浴槽まで直線上に配列されその上部天井にリフトを設置
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