BackNumber p.1 / p.2 / p.3 / p.4 / p.5 / p.6 / p.7/ p.8 / p.9 / p.10 / p.11 / p.12 / p.13 / p.14 / p.15 / p.16 / p.17

         / p.18 / p.19 / p.20 / p21 / p22 / p.23 / p.24 / p.25 / p.26 / p.27 / p.28

p.18
2001/5/27 「緩やかな」という言葉 2001/6/3 年に一度の棚卸し 2001/6/10 期待感
月例経済報告には「緩やかな回復」という言葉が毎月みられました。今年になって「緩やかなデフレ」。そして小泉内閣の竹中平蔵氏は今の日本は「緩やかな破綻」の状態にあるという。なぜ「急激な」ではなく「緩やかな」なのか。日本は過去の成長のおかげで蓄積がある。だから何が起きるにも緩やかにしか起らない。痛みは先送りされ当面はしのいでいけるものの、将来は?「緩やかな」という言葉のこわさを感じる今日この頃。 「職業人は、自分の市場価値の認識を修正するために、年に一度履歴書を書き直すべし」という人がいます。たしかに十年一日で仕事をしていては履歴書に記入するトピックがないですよね。このホームページも早や一年なので棚卸しの時期ということになります。仕事の面ではこの一年色々なことがありました。けれど「画儚録」の中だけは仕事とは縁のない壺中別乾坤でありたいなぁ。 今の世の中の空気は期待感という言葉に尽きます。圧倒的な人気で首相になった小泉氏は「痛みを伴っても構造改革をやる。」4年前の橋本氏と同様のことを言っても発言する人と時期が違うと世間の受け止め方もずいぶん違うものです。キホン的に良くない状況が続いていますが、気分が前向きになれば数字は後からついてくると信じよう。